吃音親子サマーキャンプという場

 今年、吃音親子サマーキャンプは、30回目を迎えました。長く続けてきたものだと自分でも思います。全国から参加する参加者と、全国からかけつけてくれるスタッフのおかげで、ここまで続けることができました。
卒業式会場
 30回を記念して、サマーキャンプ卒業生の井上詠治さんが、サマーキャンプビデオメッセージを作ってくれました。サマーキャンプの当日、ビデオ撮影している姿をちらちら見ましたが、詳しいことは分かりません。当日の僕たちは、ビデオの前で話す時間がとれなかったので、後日、井上さんが、僕の家に来てくれました。僕たちにとってサマーキャンプとは何か、どのような経過で始まったのか、プログラムに芝居や作文、話し合いを入れたのはなぜか、などいろいろな質問に答える形でたくさん語りました。
 その後、編集作業をしてくれて、先日、大阪吃音教室の場で、仲間と一緒にサマーキャンプビデオメッセージを見ました。どんな構成になっているか全く知らないのでとても楽しみでした。
 吃瑤蓮35名もの参加者が入れ替わり立ち替わり画面に登場し、「私にとってサマーキャンプとは」を語っています。にこやかな笑顔で、誇らしげにサマーキャンプについて話している姿を見ているだけでも、サマーキャンプという場がみんなにとって居心地のいい場所なんだろうなということが伝わってきます。
 局瑤蓮∨佑燭舛、語っている場面です。その合間に、これまでのサマーキャンプのいろいろな場面が写真や動画で挟み込まれていました。サマーキャンプとは何か、映像を通して語りかけてくる編集でした。
 サマーキャンプに、高校生の時は参加者として参加し、その後スタッフとして参加し続け、意義・意図・大切さを熟知している井上さんならではの編集でした。サマーキャンプって、こんな場なんですよと説明するときに使える入門書のような役割も果たしています。 参加者のメッセージの映像は、個人情報等の関係で、残念ながらYou Tubeでの公開はできませんが、僕たちが語っている映像だけのものをYou Tubeで公開しています。
 「吃音親子サマーキャンプ」で検索してみて下さい。
 僕たちにとっていかにサマーキャンプが大切で、また参加者にとっても有意義だったから30年も続いたことが、ご理解いただけるでしょう。吃音親子サマーキャンプの豊かな世界の一端を知っていただければうれしいです。
 
日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2019/12/12