国立特別支援教育総合研究所での対話
 
神奈川県横須賀市に、国立特別支援教育総合研究所があります。毎年、そこに呼んでいただき、吃音の話をします。
 今年も、7月3日、受講生7人と膝をつき合わせるようにして、吃音の話をしてきました。皆さん、真剣にしっかりと聞いて下さるとてもいい聞き手でした。質問もたくさんして下さいました。僕も気持ちよく話すことができ、いい時間を過ごすことができました。
 これまでは、僕の伝えたいことを時間ぎりぎりまで話していたのですが、いつからかそのスタイルをやめました。紙を何枚も配って、今一番知りたいこと、疑問に感じていたこと、吃音に関してどんなことでもいいので、質問を書いてもらいます。1人3枚以上書いてくれたので、かなりの枚数です。その一枚一枚について丁寧に話していくと、90分の枠を3コマも使ってしまいました。その人が聞きたい、知りたいことを話すことは、僕にとっても気持ちのいいものです。最後の感想では、僕にとってありがたい声がたくさん聞けました。話を聞いて下さる方とのこのようなうれしい対話を続けていると、このスタイルが僕に合っているのだと思います。
 講義が終わった後、受講生と牧野泰美・上席総括研究員も加わって下さり、居酒屋でお酒を飲みながら、最終の新幹線のぎりぎりまでいろんな話をします。お酒を全く飲まない僕にとって、この時間もとても楽しいものです。丸1日、講義だったので、その開放感もあるのでしょう。講義では話さないプライベートなことも話題になります。
 研修が終わると、受講生の皆さんは、それぞれ地元に帰っていきます。ことばの教室担当の人もいれば、聾学校の人もいて、さまざまですが、地元で、少しでも広げてくれたらと願い、僕は、種まきのつもりで話しています。根を下ろし、育っていってくれることを祈りつつ。
 講義が終わった後、受講生の皆さんと記念写真を撮りました。載せてもいいと了解を得ていますので、このブログで紹介します。

久里浜 7.3


すぐにブログで紹介するつもりだったのに、こんなに遅くなってしまいました。
 このときの受講生のうち、2名の人が、先日の千葉での吃音講習会に参加して下さいました。懐かしい再会でした。こんなうれしいおまけがあったことも、報告しておきます。

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2018/8/9