年末年始は、玉造温泉で

 今日は、年の瀬も押し詰まった12月27日。今、島根県の玉造温泉にきています。年末年始、ここ、玉造温泉にある、健康増進ホーム玉造で過ごします。

 3年前まで、僕の年末年始は、大分県の由布院温泉でした。この玉造と同じ系列の健康増進ホーム由布院に10年くらい行っていたのですが、閉鎖になりました。そこで、由布院に行く前に行っていた玉造に再び戻ったということです。調べてみると、最後に玉造に行ったのは、2006年の年末から2007年の年始にかけてでした。あれから11年、今年は電車で島根に来ました。

 去年の全国難聴・言語障害教育研究協議会が島根の出雲市であり、僕は、吃音分科会のコーディネーターをしました。千葉の黒田明志さんや、島根スタタリングフォーラムの事務局をしてくれている森川和宜さんの発表があったときです。全国大会が終わった後、少し島根でゆっくりしたいと思って、佐々本茂さんに宿舎のお願いをしたら、玉造温泉の宿を手配してくれました。島根の吃音親子キャンプである、島根スタタリングフォーラムが始まったゆかりの地、玉造温泉でした。ちょうど開催された宍道湖の湖上花火のダイナミックな美しさで、夏を楽しみました。

 さて、今年の玉造温泉。25日に松江に入りましたが、あいにくの雨。観光協会で紹介してもらった駅近くの海鮮の店で遅い昼食をとりました。期待してなかったのですが、新鮮でおいしいお造り、量も多くて大満足でした。松江市内観光はあきらめて、玉造温泉に向かいました。温泉街に入ると、懐かしく思い出しました。スーパーがある、もうすぐ郵便局だ、あのお店は前はなかった、などタクシーの窓から、きょろきょろしていました。

 健康増進ホームの宿泊者は、ほとんどが70歳以上で、3度の食事がつき、一日1600キロカロリーと決められています。これを守っていれば、健康になるというのですが、糖尿病のくせに、おいしいもの大好きの僕には、なかなかそうはいきません。つい外食をしてしまいます。

 荷物の整理をして、少し散歩をと思って、下に降りると、「伊藤さん」と声をかけられました。振り向くと、このブログでも紹介したことのある、半田明久さんでした。東芝の日曜劇場の監督、プロデューサーをされていて、映画が大好きで、カルチャーセンターで書と絵の先生をされている方です。由布院で知り合い、映画の話で大いに盛り上がった人でした。あまりに話が面白いので、本にしたらどうですかとけしかけました。その僕との出会いがきっかけになったと勝手に思っているのですが、今年、「映像文化を志す人へ 小津安二郎の映像を読み解く」(文芸社)の本を出版した人です。80歳になって、自分の好きな映画についての本を出版してしまう、情熱の人です。

 半田さんとの思いがけない再会から、玉造温泉での生活が始まりました。部屋にWi-Fiの設備はなく、ホームに備え付けのパソコンでのブログ更新、吃音の秋以降、ストップしたままだったので、気になっていました。さて、どこまでできるかわかりませんが、できるだけしていこうと思います。

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2017.12.27