毎日ラジオドラマ 頭

 毎日放送 ラジオドラマ 

 毎日放送のラジオドラマを制作している島修一さんから、1本のメールがありました。どもる女性を主人公にしたラジオドラマを作っていて、そのせりふのことで、気になることがあるので、一度せりふを見てもらいたいということでした。喜んでお引き受けし、台本を送ってもらいました。

 「5拍子の福音」というタイトルのドラマで、それは、シナリオコンクールで最優秀賞をとった作品です。毎日放送を訪ね、彼の持つ疑問に答えながら、僕が感じたことも伝えしました。島さんの感じたところは、僕も同様に感じたので、どもる人間として提案しました。ひとつひとつ丁寧に吃音に関わって下さっていることが分かりました。指摘したいくつかの点を作者に伝え、作者の了解のもと、訂正を加え、また、連絡がありました。

 今度は、僕の家まで来て、台本をチェックしました。そして、どもり方の指導というか、女優さんのどもり方をチエックして欲しいと言われ、収録の前々日、声優の女優さんと合いました。少し、どもり方をチエックするだけだと思っていたのが、台本のどもる部分のセリフを島さんが相手役をして、すべて読み合わせていきました。若い女優さんは、ユーチューブでどもり方をしらべ、見事にどもっていました。さいごのどもる部分だけ、アドバイスをしましたが、何も言うことはありませんでした。

 僕も芝居の経験は何度もあり、セリフの読み合わせの経験はありますので、とても楽しいものでした。「とてもいいです」と伝えました。安心して収録できると思います。収録当日は、東京でナラティヴ・コロキアムに参加するので、立ち会えなかったのは残念でしたが、いい作品になったそうです。

 ドラマの放送は、3月26日(日)20:00〜21:00です。ラジオドラマなど、今まであまり聞いたことがありませんでしたが、ぜひとも、今回は聞いてみようと思います。皆さんもぜひ、お聞き下さい。
 ラジオの番組宣伝は、下記の通りです。

 
最優秀賞・ 「糠鏤劼諒_察彝桐ぼたん
 審査は、最終審査員のわかぎゑふさん、北阪昌人さん、森下直さん、それに、月刊「ドラマ」編集のマルヨンプロダクションのスタッフ、MBSラジオスタッフで行い、最終選考の8作品の中から、最優秀作1編、優秀作3編を選出しました!(月刊「ドラマ」4月号(3月18日発売)でも、発表、詳しい講評を掲載しています)

【最終審査員】
わかぎゑふさん。作家・演出家。劇団リリパットアーミー尭鸞緻楮堕后
北阪昌人(きたさか・まさと)さん。作家・ラジオドラマ脚本家。
森下直(もりした・ただし)さん。脚本家。
 最優秀賞受賞作、鎌桐ぼたんさん作の「糠鏤劼諒_察廚鬟薀献ドラマ化して、MBSラジオで放送します!       3月26日(日)20時00分〜21時00分
再放送 4月25日(日)25時30分〜26時30分 ※野球中継のため時間が順延する可能性あり

         糠鏤劼諒_
あらすじ
幼い頃から吃音に苦しんでいる朝井歩は、人とのコミュニケーションが苦手。仕事もうまくいかず故郷の神戸に帰ってくるが、学生時代の音楽仲間小橋奈子に誘われてアマチュアジャズバンド「ポラリス」でアルト・サックスを演奏するようになる。
 演奏は楽しく、音楽の良さを思い出す歩だが、メンバーとのコミュニケーションは怖くて避けてしまう。しかし、同じアルト・サックスを吹く綾部彬人とはメールでやり取りをするようになる。メールだと自分の吃音を気にすることなくコミュニケーションを取ることができ、歩美は彬人の明るさに魅かれていく。そんな折、「ポラリス」が神戸のジャズフェスティバルへに参加し、スタンダードなジャズナンバー「テイク・ファイブ」を演奏することが決まるが、彬人が仕事の都合でバンドを急に辞めてしまった。
 ショックを受ける歩だったが、彬人からの電話で、彬人の心に秘めた思いを聞き、勇気を持ってフェスティバルへ参加することを決意する・・。
 ラジオドラマにとっての重要なテーマである「言葉」と「音楽」を題材としたドラマです。吃音の表現については日本吃音臨床研究会の伊藤伸二会長による監修をお願いいたしました。

スタッフ
脚 本 鎌桐ぼたん
監 修 日本吃音臨床研究会会長 伊藤伸二
演 出 島 修一
音楽監修 チーチョ西野
技 術 阿部雅人・田中貴久・竹田和寛・山田 潤
効 果 濱谷光太郎
デスク 磯野順子
出演
堀部由加里・城土井大智・畦田ひとみ・一木美貴子・橋田雄一郎・ 水谷優希・ドヰタイジ・松木賢三・阪東浩孝・清水康司・勝村 愛・ 岸田慧香・横山 翔・額田愛永・西野欣哉・ジャズ演奏 武井 努・ 東瀧 将・深山なつみ・岩本幸雄・中川 健・真木 毅・チーチョ西野


日本吃音臨床研究会 伊藤伸二 2017/03/23