6月28日、神戸で講演・相談会がありました。もう30年ほど前からつづいているのでしょうか。毎年4月ごろに開いていますが、今年は僕が骨折をしたために、この日程になりました。このブログで紹介しないままに当日を迎えました。25名ほどが参加し、どもるひとだけでなく、6家族の子どもの問題について考えました。その様子はまた紹介します。今、僕の講演や講義の中心になっている「レジリエンス」について話しました。

 50年近く、「吃音と共に生きる」を提唱してきましたが、されを説明するのに、「レジリエンス」は、ぴったりきます。僕が21歳まであんなに悩んできたのに、そこからどうあまり悩まない、自分らしい人生を歩めるようになったのかが、説明できる概念なんです。
 「落ち込んでも、立ち直れる、がんばろうと思えるようになる」。子どものころにこのような考え方をしっていたら、つらい学童期・思春期をおくらなくても済んだかと思うと、この考えを是非広めたいと思います。

 神戸の相談会は紹介できなかったのですが、大阪の相談会はぎりぎり紹介することができました。よかったら、ご参加下さい。


 
 どもる子どもの親と臨床家のための吃音相談会

 子どもが突然「おおおかあさん」と言い出したら、ご心配なことでしょう。
相談に行って「放っておいたらそのうち治りますよ」と言われたが、一向によくならないどころか、子どもがますます悩みを深めたということもよく聞きます。
 吃音に関するインターネット情報は、治る・治すべきを基調として様々なものが飛び交っています。その中には、誤ったものも多く、吃音に関する正確な情報が少ない中で、吃る子どもも、周りの方も、吃音にどう対処していいのか、困っています。
 今回、下記のとおり、NPO法人大阪スタタリングプロジェクトと日本吃音臨床研究会の共催で、吃音相談会を開きます。
 この相談会では、参加者から質問を出していただき、みんなで話し合いながら、考えます。また、日本吃音臨床研究会会長の伊藤伸二が、どもりについての基礎的な知識や子育ての基本など、具体的な例をもとにお話をします。
 お子さんの吃音のことで悩み、困っておられる方、どうぞお気軽にご参加下さい。

       記

日時 2015年7月5日(日)午後1時〜4時30分(受付 12時30分より)

会場 應典院(おうてんいん)地下鉄「谷町九丁目」・「日本橋」駅下車徒歩7分

対象 どもる子どもの親、ことばの教室をはじめ子どもの臨床に携わる教師や言語聴覚士

スタッフ 伊藤伸二(元大阪教育大学非常勤講師・言語障害児教育)
      東野晃之(大阪スタタリングプロジェクト)
      坂本英樹(高校教師、教育相談担当、どもる子どもの保護者)
      溝口稚佳子(元寝屋川市立国松緑丘小学校教師・支援学級担当)

参加費 資料代として1500円

申し込み方法  ―蚕蝓↓∋臆辰気譴訖討了疚勝↓E渡暖峭罅↓せ劼匹發了疚勝↓デ齢(学年)、α蠱未靴燭い海函知りたいこと、今困っていることを明記の上、はがきかFAXでお送り下さい。

申込先・問い合わせ先 日本吃音臨床研究会
       〒572-0850 寝屋川市打上高塚町1-2-1526  TEL/FAX 072-820-8244

伊藤伸二プロフィール
 元大阪教育大学非常勤講師。言語聴覚士養成の専門学校で吃音の講義を担当。

 小学2年生の秋から吃音に強い劣等感をもち、1965年に吃る人のセルフヘルプ・グループ、言友会を設立するまで吃音に深く悩む。1986年に第1回吃音問題研究国際大会を大会会長として開催し、世界40カ国が参加する国際吃音者連盟の設立にかかわる。現在国際吃音者連盟の顧問理事。

 セルフヘルプグループ、論理療法、交流分析、アサーション・トレーニング、竹内敏晴・からだとことばのレッスンなどを活用し、吃音と上手につき合うことを探る。吃音ワークショップ、吃音親子サマーキャンプ、臨床家のための吃音講習会などを開催している。

 著書に、『吃音とともに豊かに生きる』(NPO法人全国ことばを育む会・親指導手引き書)『親、教師、言語聴覚士が使える、吃音ワークブック』『知っていますか? どもりと向きあう一問一答』『どもる君へ いま伝えたいこと』(解放出版社)『治すことにこだわらない、吃音とのつき合い方』(ナカニシヤ出版)『やわらかに生きる−論理療法と吃音に学ぶ』『話すことが苦手な人のアサーション』『ストレスや苦手とつきあうための 認知療法・認知行動療法 吃音とのつきあいを通して』『吃音の当事者研究』(金子書房)など。

 日本吃音臨床研究会 伊藤伸二 2015/06/29