いきなり全開の、出会いの広場
 140名参加の予定が、3名が参加できなくなり、137名の今年のキャンプ。北は茨城県、埼玉県、千葉県などの関東地方、東海、近畿、四国、九州、今年は沖縄県から全国から集まる人たちの最初のプログラムは、「出会いの広場」。
 昨年は、尺八の名手、三重県津市のことばの教室の小島玉子さんの演奏があるなど、いろいろと変わります。以前、紙の槍や砲丸を作って、変わった運動会をしたことがあります。

 2000年には、いつも芝居の脚本を書いて、演出指導をしてくださっていた竹内敏晴さんが、出会いの広場を担当して下さったこともあります。からだを使って童謡や唱歌を歌った、楽しい時間でした。子どもたちが娘さんになり、母親が森になり、お父さんがクマになって、大きな体育館を動き回り、「森のくまさん」を歌いました。その映像が残っているのはうれしい。今年は、夜の懇親会の時に保護者にその映像をみてもらいました。

 今年は、私たちが鹿児島の全難言大会や、講習会などで、準備が遅れ、計画がないままに、2日前に、千葉市院内小学校の渡邉美穂さんにお願いしました。たくさんの人と自己紹介をし合ったり、誕生月で集まるなどをした後、宿泊部屋の人たちが集まり、荒神山の生き物をイメージして、鳴き声と、アクションを作って欲しいと指示がでました。宿泊ですから、子どもたちは子どもたち、女性のスタッフ、母親、男性のスタッフと父親、それぞれが、相談してパフォーマンスを考え、練習して、演じます。

 初めて出会った人も多く、一番最初のプログラムに、いきなり、相談して何かをつくりあげるなんて、普通は、考えられないでしょう。多くの人が握手をして、終わるのが一般的です。
 それが、いきなりの全開でした。初めての子どもたちも、親も、複数回参加している人たちに引っ張られ、グループごとに集まって、相談して、練習しています。7分ほどで仕上げて、みんな見事です。圧巻は、女性スタッフと母親のク゜ループの、彦根市のキャラクター「ひこにゃん」でした。練習の時から楽しそうで、見事に10人のこころを一つにしたパフォーマンスが完成しました。

 キャンプの最終日には親のパフォーマンス、子どもの劇の上演があるのですが、それに近いような盛り上がりで、あまりのテンションの高さに、ついていけない人がいるのではと、心配になったほどです。その心配は危惧に終わって、最初の出会いの広場が、そのままに、最終日の感動的なフィナーレへとつながっていきました。

 24年間の積み重ね、伝統ならではの「出会いの広場」のスタートてじた。

 日本吃音臨床研究会 伊藤伸二 2013/08/28