楽しかった、うれしかった語らい 

 今日は東京都北区で、伊藤伸二・吃音ワークショップでした。全員で16名の参加で、とてもいいワークショップでした。それはまた報告しますが、今回は前回の続きです。
 
 ことばの教室を後にして和食レストランへ。男性二人、女性二人の先生が来て下さいました。島根県、静岡県、山口県、岡山県、群馬県、千葉県、栃木県、鹿児島県などの県には、私の仲間と言えることばの教室の担当者は多いのですが、神奈川県にはあまりなじみがありません。「吃音を治す・改善する」立場の人がほとんどなのかなあと思っていました。でも、私を呼んで下さった人は少なくとも違います。久里浜の、もうずいぶん前に、国立特別支援教育総合研究所で一日吃音講義をしたとき、私の話を共感して聞いて下さった人です。

 今回のことばの教室の催しに四人の方が関わって下さいました。うれしいことでした。さて、食事をしながら、話は吃音の事ばかりです。「神奈川にも伊藤さんの考えに共感している人は少なからずいますよ」話して下さり、吃音の検査をして、吃音を治そう、改善してあげようとしている人ばかりではないことを知って、とてもうれしくなりました。どもる子どもに対する向き合い方、子ども観、吃音観を同じくする人々との語らいほど、私にとってのごちそうはありません。「私の考え方は少数派です」が、私が講演や講義をするときの決まり文句になっているのですが、少しずつであっても、「吃音を治すことにこだわらず、子どもが吃音とどう向き合い、吃音と共にどう生きるかを考える人がこの土地にもいることを知って、とても心強く思いました。また、仲間が増えたと実感できる喜びがありました。

 私は、辻説法のように、どんな小さな集まりでも、私を呼んで下さるところがあれば、どこへでも出かけたいと思っています。今年2回目の辻説法は、思いがけないうれしい出会いがありました。神奈川県が近いものになりました。 
 日本吃音臨床研究会 伊藤伸二 2013/01/13