楽しかった懇親会

 グループでの話し合いは、各グループ共に活発で、会場から閉め出されるぎりぎりまで続きました。
 公式のプログラムが終わったのが、午後9時。

 さあ、時間の許す方は、交流会に繰り出しましょうとよびかけたところ、30人以上の方が参加して下さいました。カラオケボックスの一番広い部屋にすし詰め状態でしたが、まだもう一日あるというのに、「よかった、よかった」ともう終わったかのような高揚感に包まれました。

 国立特別支援教育総合研究所の牧野泰美さんの乾杯の音頭、「カンパーイ」と言わずに、「ハピネス!」。
 癖になりそうと言っている人もいました。初めて出会う人も多いのに、この一体感はどこから生まれてくるのでしょう。真剣に話すときは真剣に、笑うときは大きな声で笑う、このメリハリの良さが、私たちのいつものベースですが、初めての人もよくついてきてくださったものだと思います。

 私としては、うれしかったのがある人の懇親会の参加です。
 講習会が始まって私の基調提案の時、目立つ一人の女性がいました。みんなが頷いたり、わらったり反応して聞いて下さったいたのですが、にこりともせず、真剣に私を見つめる人がいました。後の記念講演者の浜田寿美男さんも、その人が目についたようです。真剣に聞いて下さっているのはよくわかるのですが、何か、腑に落ちないような感じが私にはしていました。その人が懇親会にも参加して下さっているのが、失礼ですが不思議な感じがしたのですが、とてもうれしいことでした。きっちりと輪の中に入って下さっていました。

 懇親会が終わって一言二言言葉を交わしたときは、素敵な笑顔で応えて下さいました。本当は講演が終わったら帰る予定が、話し合いまで残り、さらに、事務局に宿泊の手配を依頼して、予定を変更して残って下さったようなのです。真剣に話を聞いて下さり、共感して下さったから残ってくださつたのでしょう。

 二日目の最終日の最後までいて、振り返りの中で話して下さったのが、言語聴覚士の大ベテランで、吃音の臨床は苦手だと、これまで敬遠していたが、どもる子どもともつきあわなくてはならなくなって、勉強をしなければと講習会に参加してくださったとの話でした。
 とてもうれしい出会いでした。
 
 交流会が終わったのが、午後11時過ぎ。「また、明日」と言って別れましたが、飲み足らずかしゃべり足らずかで、街へ繰り出して行った人もいるようです。
 大きな興奮状態の中で、講習会1日目が終わりました。

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日本吃音臨床研究会 伊藤伸二 2012/08/23