国際吃音連盟の仲間からのお見舞い

 今回の大震災、世界で注目されています。さっそく、国際吃音連盟の役員の仲間から、吃音研究者から、私たちの安否の問い合わせと、お見舞いのメールが私たちにたくさん届きました。
 1986年、京都で開かれた、第一回吃音問題研究国際大会に参加した、アメリカの言語病理学者からも、日本のことを忘れずにお見舞いがありました。
 吃音を通して、世界とつながっている、心配してくれる仲間がいることは、とても勇気づけられました。

 国際吃音連盟の役員を始め、お見舞い下さった方々に、次のお礼のメールを出します。

 日本の大震災について、世界中の仲間から、私たちの安否の確認と、お見舞いをいただき、とても勇気づけられました。心から感謝します。
 日本吃音臨床研究会の仲間は無事でしたが、被害はありました。また、吃音親子サマーキャンプに参加している人の中には、被災地の人がいました。3年間参加していた女子中学生の無事がまだ確認されていません。父親と妹は避難所で無事が確認できましたが、母親と本人がまだ確認されていません。まだ、取り残されている地域や、確認できない地域があります。ただ無事を祈るばかりです。

 原子力発電所の破壊など、日本は甚大なダメージを受けました。首都圏では節電のための3時間停電が実施されるなど、混乱は当分続きそうです。その中でも私たちは励まし合って、復興しようとしています。その時、世界各地からの皆さんの励ましはとても大きな勇気づけになります。全国の仲間に、世界から見舞いや励ましがあったことを伝えます。ありがとうございました。

 あまりにも大きな犠牲ではありますが、ここから私たちは、学び、今後に生かそうとしています。被災地の子どもたちは、原子力発電の安全性について、仲間の力について、生き残った自分たちがどんな貢献ができるかを学び合っています。また、たくさんの避難所でボランティアとして活動をしています。
 豊かで、便利な生活に慣れてきた日本人は、今、謙虚に、新たな人生の構築を考え始めています。もう、経済力を誇る時代ではありません。
 不便でも、心豊かな生活を目指そう。
 日本が再生する大きなチャンスにしよう。
 これまでの便利すぎる生活を見直そう。
 原子力発電に頼らない生活をしよう。
 自分だけでなく、国の、地域の、仲間への貢献をしよう。
 こう考える人々が、子どもも含めて、全国的に広がりを見せています。
 日本は、立ち直ります。私も気分がめいり、元気が失われがちになりますが、私に課せられた、私ができることを誠実に取り組みたいと考えています。
 皆さんのお見舞いとご支援に心から感謝します。

日本吃音臨床研究会 伊藤伸二